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市民後見人養成講座14日目を開催しました。

バトン市民後見人養成講座も14日目を迎えました。

 本日の講義1は「成年後見制度と大分県・市町村の役割」と題しまして、認定社会福祉士の立場から、吉田明美さん(法人理事長)にお話しして頂きました。まず、権利擁護とは「人間としての尊厳を確保し、その人らしく生きることを支援すること」であり、どんなに重い認知症の人であってもその人なりの自己決定ができるものと考え、取り込み支援していくことが大事。支援者側の重要な役割と責任を考えさせられました。

また、県と市町村が連携・支援し合う中で、後見人受任者調整等の支援、等を信頼し任せられる「中核機関」を構築することが急務であり、必至であることを話されました。吉田理事長の熱き想いが感じられた講義でもありました。

 午後からは、大分刑務所の参観及び現地研修で、受講生を含む22名の参加を頂き、福祉バスにて送迎していただきました。

最初に刑務所内の施設の概要について詳しく説明を受けた後に、施設内を見学させて頂きました。様々な工場内で熱心に刑務作業に取り組む受刑者の姿を目の当たりにしました。出所後の社会復帰を図るための教育、就労のための職業訓練等々、受刑者の人権が尊重され、生活支援が様々な形でなされていることに、心打たれました。

 参加された方々から、「大変貴重な時間を頂き感謝します。」の声を頂きました。

講座も大詰め!あと2回を残すばかりとなりました。