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第11回バトン勉強会と事例検討会を開催しました。

今回は「知的・精神障がい者への対応」と題してサポートセンター風車の髙橋秀和さんから講義していただきました。

大分県内の療育手帳所持者は平成29年度時点では、10,217人でしたが、この数は決して多くなく、実際に所持可能な人はこの10倍だろうと言われていて、自ら困りごとがあると気づき、声を上げ、必要性を考えたり、自身で手続することが難しい方々のためには、関わる支援者の質が問われる事を改めて実感しました。

発達障がいでは成人の場合、自閉スペクトラム症は、100人に1人、ADHDで100人に2.5人、統合失調症と躁鬱病では100人に1人と言われていて、「診断まではつかないが、特徴を部分的に持っている人」なら10人に1人いるかもしれないそうです。私たち支援者が関わる人の中に、このような方も存在する可能性は高いので対応力強化のための学習は大切だとさらに感じました。

基本的には、知的障がいも精神障がいも精神科病院で受診し診断・治療がされますが、大人になってから知的障がいや発達障がいとわかり、療育手帳を取得される方もいたり、児童期に発達障がいと診断された方が、中学教師の指導で、学びのポイントや楽しさに目覚め、有名な進学校に合格できて、交友関係が広がり、活き活きと学生生活を送っているなど、他さまざまな事例とその対応等を学びました。

その後、参加者が支援する中で抱えている課題や悩み(こういう対応をしたのだけれど、これで良かったのか、もう少し他に方法はなかったのだろうか)等に髙橋さんから「病気を知って特性を学ぶ事はもちろん大切だけれども、その方の背景(生まれてからこれまでの生育歴や環境、今どのように感じどのように考えているのか等)は千差万別で対応も10人10色です。自立した生活への意識づけが重要で耐力・自己解決力を養うためのエンパワメントや困ったときには周りに相談できる体制づくり・環境整備、また社会人になったらどういった生活をしたいのかを、できるだけ早い時期から支援者側が質問をしていく」を基本ベースとして支援することに加え、参加者の声に対しそれぞれ具体的なアドバイスも頂きました。

参加者アンケートでは、「大変勉強になりました」、「他の人にも聞いて欲しい」、「もう少し長く聞きたい」、「次回も必ず参加します」などの声がありました。

皆さまご参加ありがとうございました。