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令和3年度第5回バトン市民後見人養成講座を開催しました

本日10時から令和3年度第5回バトン市民後見人養成講座を会場とオンラインのハイブリット方式で開催しました。①『権利擁護支援の基本』と題して、一般社団法人 支援の思想 代表 上田晴男さんから講義していただきました。私たちの普段の暮らしは、朝起きて顔をあらって、自分が食べたいものを食べて、着たい洋服を着て行きたい場所に出かけるといった、普通で当たり前の暮らしや人と関わること(社会参加)で自分らしく生きています。しかし、その当たり前なことや自分らしい生活ができない人たちも、同様に普通に自分らしくみんなと暮らす権利行使の保障を権利擁護といい、国も含め地域全体で護っていくことが重要であることや権利擁護に支援が必要としている人たちの特性、支援の内容、支援の階層、支援の進め方とポイントなど、大変わかりやすく言語化してくださり、支援者側の思いではなく、支援を受ける方々から受入れてもらえるように関わることの大切さを学びました。②『成年後見制度の基礎』と題して、ときわ司法書士事務所代表で、大分県司法書士会理事、公社)成年後見センターリーガルサポート大分県支部副支部長 認定司法書士 河野将也さんから成年後見登記制度や審判前後の流れで、受任者としてしなければならないこととポイント、成年後見制度の限界などについて事例を交えながら、こちらも大変わかりやすく解説していただきました。以下は参加者からのコメントです。改めて権利擁護について、今までの支援を振り返ることができました。学び直しはとても大事ですね。本人と支援者との関係性の大事さがお話を通して良くわかりました。そして支援をしていく中で本人の側に立った対応がいかに大事か責任の重大さも実感しました。今後は少しずつ勉強させて戴きながらいつの日か手助け出来ればなと思っております。今後、後見人として活動していく上で色々と難しい問題が提起されるんだなと思いました。本人の調査に始まり医療行為、火葬に関する事まで幅広く活動しないといけないと考えると責任重大な仕事ですね。成年後見制度について、非常に詳しくし教えていただきありがとうございました。私が、社会福祉士会で成年後見人養成講座を受講してからかなり年数がたっており、法の改正等もあり、アップデートができたと思います。