· 

令和3年度バトン勉強会と事例検討会を開催しました。

82()18時~令和3年度バトン勉強家と事例検討会を開催しました。

毎回全国各地から多くの方々のご参加ありがとうございます。感謝申し上げます。

 

日本福祉大学社会福祉科教授、田中千枝子先生による6回シリーズの3回目「人を理解するということ」と題して、根拠を持ったSWの理論的枠組みについて①人と環境②相互(交互)作用 因果律では無く 環境の問題状況③時間:空間 歴史的 生活構造的などを詳しく解説していただきました。

 

権利擁護の普及啓発と地域の支援者の質向上を目的として毎年開催していますこの会ですが、今年は特に回を追うごとに参加者の気づきや知識、技術の向上に目を見張るものがあります。田中千枝子先生に感謝です。

 

以下は参加者のコメントの一部です。

・今日の田中先生のお話でエコマップの作製を相談者と一緒に行うことはラポール形成の第一歩であり、相談者にとってまた、本人にとっての意思を相談者共に考えることで相談者自身の気持ちが整理されたり、気づいたりすることがあると思われます。その上で意思決定支援という言葉を使わなくても、相談者にとっては自分の意思が尊重され解決のため一緒に考えて行動する人がいることで相談者自身、また本人のエンパワーメントに繋がっていくのだろうと思いました。ありがとうございました。

 

・エコマップの活用法やクライアントの生活全体の捉え方の説明が分かりやすかったです。エコマップとタイムラインがとてもわかりやすかった。本人と一緒に書くということに驚きましたが、事例のエコマップやタイムラインを真似して書いてみたら、「これは、一緒に書いたらよく理解出来そうだな」と思いました。これまで、あまり書いた事がなかったのでチャレンジしてみようと思いました。非常に分かり易い説明でした。風が吹けば桶屋が儲かるの循環律もすごく分かり易かったです。ありがとうございました。

 

ICFやエコマップは相関関係とか、資源の発見のように考えていましたが、支援を引き出すツールであること、ラポールの形成を目的としたものであることを教えていただきました。私はクライエントの理解よりも形を優先して考えてしまっていたので、「あなたの人生を教えて下さい」という気持ちが欠けていたので、今後はその気持ちを持てるように注意していきたいと思います。わかりやすい事例もあり、助かりました。ありがとうございました。